2018年第四四半期ICOレーティングレポート(日本語版)

2018年10月2日 23:39
來源:奇点财经研究团队www.sfgroup.hk

ICOdata.ioのデータによると、2018年7月以来、ICOによる資金調達の金額は著しく減少している。9月の資金調達の金額はわずか1.12億ドルである。

しかし、低迷しているプライマリーマーケットに負けず、この時期にICOを行っているプロジェクトもある。これはかなりの自信を持っていると考えられる。Singularity Financial 研究チームは多くのICO情報サイトから人気のICOプロジェクトを選び、調査したところ、いくつか価値が過小評価されたICOプロジェクトが存在していることが分かった。そのため、以下のレーティングレポートを出し、いくつかのプロジェクトの分析を試みる。本レポートはあくまで参考用であり、投資意見とはならない。

レーティング体系

Singularity Financial研究チームは以下の四つの方面からプロジェクトを分析する。

  1. 市場分析:プロジェクトは市場における特定の問題を解決できるかどうか、類似のプロジェクトと比べ優位性を持っているかどうか、ブロックチェーン技術の使用は必要かどうかについて分析する。
  2. チーム分析:チームの情報は完全かどうか、チームメンバー、顧問たちは関係業界の経験を持っているかどうかについて分析する。
  3. 技術分析:プロジェクトの技術は革新的であるかどうか、実現が容易かどうか、開発がどこまで進んでいるのかなどについて分析する。
  4. 収益モデルと価値評価の分析:プロジェクトは明確の収益モデルを持っているかどうか、トークンへの需要を実現できるかどうか、現在の価値評価が合理的かどうかについて分析する。

以上の四つの方面から分析し、優秀(4-5点)、普通(2-3点)、不合格(1点)と点数付ける。

プロジェクトレーティング

上記の研究方法を用い、グローバルの視点から八つのプロジェクトを選び出した。我々は積極的な姿勢を取り、出来るだけ全面的、中立的にプロジェクトを分析する。また、プロジェクトの人気の程度とコミュニティの反応も考慮に入れた。

 

1. Qiibbe 14/20

Website:https://static.qiibee.com/

プロジェクト紹介: Qiibeeは従来のポイントシステムをブロックチェーンに移す。これで、ポイントの価値を上げ、顧客の忠誠心を向上させる。

プロジェクト分析

a. 市場分析: 4/5

現在では、ブランドはポイント体系で顧客数を獲得している。しかし現在のポイント体系は流動性に乏しく、収益率が低い。それゆえ、参入度はそれほど高くない。ブロックチェーンに移すことで、ポイントの流動性が豊かになり、また、多くの地域、多くのブランドで共用することができ、全体の価値が高くなる。

b. チーム分析: 3/5

チームメンバーは19人である。学歴が高く、年齢が若いという特徴を持つ。業界における影響力が比較的足りない。しかし、このプロジェクトはすでに多くの機構投資者から融資をもらい、これは利用者の獲得につながる。

c. 技術分析: 3/5

技術の実現が容易である。しかし、GitHubにおけるコードの更新頻度が低い。これに対し、プロジェクト側はまだ多くのコードが公開されていないとしている。

d. 収益モデルと価値評価の分析: 4/5

ブランド側がポイントを発行するには、一定のQBXを保有しなければならない。これはトークンへの主要な需要となる。ブラントのポイントとQBXとの為替レートが固定的であり、QBXの為替レートは非固定的である。現在では、すでにドイツの人気カクテルレストランSausalitos、スイスのコーヒーメーカーLattessoと提携している。これから、提携側の増加につれて、トークンへのニーズが更に増加すると予想できる。

 

2. SuperNode Community (SNC) 17/20

Websitehttps://snct.io/

プロジェクト概要:SNCは分散型のベンチャーキャピタルプラットフォームである。SNCの目標は分散型で、協力的且つ効率のよい生態システムを作ることで、ベンチャーキャピタルの民主化を実現することである。ブロックチェーンスタートアップの資金調達の窓口になることを目指している。

プロジェクト分析

a. 市場分析:4/5

従来のファンドは不透明であり、コストが高く、流動性が不足している。ブロックチェーン技術を用い新たなプラットフォームを作ることで、管理の透明度を上げ、コストを下げ、流動性を提供することができる。これでプロジェクト、個人投資者、機構投資者を一つの利益共通体とすることできる。個人投資者は早期段階から良質プロジェクトに参入でき、プロジェクトは容易に資金調達ができ、機構投資者もより効率的に決断を下すことができる。

b. チーム分析 4/5

チームメンバーはみなフィンテック、コンサルティング業界のエリートである。創設者はハーバード大学のMBAであり、世界的に有名な投資機構において19年の投資業務に携わってきた。他のチームメンバーもGoldman Sachs、CLSA、HSBC、Microsoft、Googleなどの大手企業での勤務経験を有する。これらは投資、リスクコントロール、技術開発に対して非常に良い経験である。しかし、現在では、提携企業の情報、機構投資者の情報はまだ公開されていない。

c. 技術分析: 4/5

このプロジェクトの革新ポイントはDPoSというコンセンサスメカニズムに基づく生態システムである。SNCトークンの所持者は投票で21のスーパーノードを選び出し、21のスーパーノードがプロジェクトを審査し、その上でどのプロジェクトを投資するかを決定する。このような調査はみなの知恵を合わせたものである。最も重要なことは、SNCトークンの所持者は投資したプロジェクトからプライム資格を獲得でき、後続のトークンセールに参入したり、自らサービス提供し報酬をもらったりすることできることである。SNCは最初にlight-protocolとしてEOSブロックチェーンにて作られる。このようなソリューションはすでに多く使用され、技術の実現は難しくない。

d. 収益モデルと価値評価の分析: 5/5

トークン生態のデザインが優秀である。個人投資者、機構投資者、プロジェクト投資者はみな合理的な所持動機を持っている。多くの使用場面はトークンへのニーズを高める。この他、ICOのハードキャップは5,000万ドルであり、従来のトークンファンドと比べ決して高くはない。また、調達した資金の85%は投資に使用し、用途は合理的である。

 

3. Cloudbric 15/20

Websitehttps://www.cloudbric.io/

プロジェクト紹介:Cloudbricは新たなユニバーサルセキュリティソリューションである。ブロックチェーン技術を導入することで、トークンの生態システムを築き、セキュリティサービスの普及を促し、生成された攻撃情報を分散して保存する。

プロジェクト分析

a. 市場分析2/5 

セキュリティ問題が多発している中、有効な解決案が必要である。しかし、ホワイトペーパーでは分散型システム(分散型セキュリティプラットフォーム、分散型データベース)の必要性についての解説は不十分である。ブロックチェーン技術の使用はトークンの導入とデータの保存だけであり、ブロックチェーン技術の必要性を考えなければならない。

b. チーム分析5/5

チームは十分な経験と実力を備えている。Cloudbric は韓国大手のセキュリティ会社Penta Security Systems Inc. (PSI)の子会社である。PSIはセキュリティ業界で活躍しており、多くの製品が表彰された。PSIのCEOであるSeokwoo LeeとLab Advisory Boarの委員であるJae-Woo Leeも顧問としてCloudbricのチームに入った。

c. 技術分析4/5

セキュリティシステム、トークンに基づくインセンティブメカニズム、IPFSに基づくデータベースの実現は難しくない。ホワイトペーパーでは開発のロードマップも明確に記載されている。

d. 収益モデルと価値評価の分析: 4/5

トークンは以下二つの場面で応用できる。一つは、ユーザーが一定のトークンを保有すれば無料のサービスを獲得することができ、もう一つは、機構ユーザーは支払の際、トークンで支払すれば割引を享受できることである。運営開始以来、すでに2年の時間が経ち、ユーザーは1万人に上り、グローバルにおける50以上の提携先を築いた。収益モデルが期待でき、この他、ICOの金額は10000ETHにすぎず、価値評価が妥当だと考えられる。

 

4. Caspian 17/20

Websitehttps://caspian.tech/

プロジェクト紹介: Caspianは資産管理のソリューションであり、取引のすべての方面を包括する。開発されたOEMS、PMS、RMSを含み、すべての主要仮想通貨取引所と各種の取引アルゴリズムを支持し、専門的なユーザーサービスを提供する。

 プロジェクト分析

a. 市場分析: 4/5

近年、仮想通貨ファンドの数は上昇している。ファンドは複数の取引所を使用し流動性を管理しなければならない。そのため、すべての取引所を整合するプラットフォームが必要である。CaspianはすでにBiance、Bitfinexなど主要など主要な取引所と提携関係を築き、一つのアカウントですべての取引所を利用することができる。しかし、市場では競争が激しく、多くのファンドを招くすることができるかどうか重要である。

b. チーム分析: 5/5

チームは主にToraとKeneticに由来している。Toraは株とFXの取引サービスを提供するプラットフォームであり、17%の日本機構がこのプラットフォームを利用しており、取引額は極めて大きい。Keneticはブロックチェーン技術のソリューションを提供し、多くのブロックチェーンプロジェクトにサービスを提供したことがある。チームメンバーは十分な能力と影響力を備えている。

c. 技術分析:5/5

Tora自身が多くの取引所を整合したものであるため、Caspian技術の実現は容易であると考えられる。

d. 収益モデルと価値評価の分析: 3/5

トークンのCSPはユティリティトークンである。割引を享受できるほか、第三者サービスに使用することができる。また、トークン保有者のトップ15名はプラットフォームの運営に参入できる。注意すべきことに、ICOのハードキャップが1950万ドルでやや高いことが考えられる。

 

5. Stop Fake Food (SFF) 16/20

Websitehttps://www.stopfakefood.com/

プロジェクト紹介:Stop Fake Foodは食品の品質問題を解決することを目標している。ラマン分光法、AIや機械学習、ブロックチェーンを結合し新たな解決案を出した。この過程は透明性があり、コストが低く、現存する解決案より実現しやすいのである。

プロジェクト分析

a. 市場分析: 5/5

食品偽装問題は人々の健康に被害をもたらしている。SFFは多くの新型技術を利用し、食生活の安全を守る。ラマン分光法で食品の状態をスキャンし、AIや機械学習で得たデータを分析し、ブロックチェーンでデータを保存する。市場では競争相手はいまだに出現せず、成功すれば大きな発展が期待できる。

b. チーム分析: 3/5

チームの情報は完全であり、CEOは食品技術領域で数十年の経験がある。その他のメンバーも相応の業界背景と経験を有する。しかし、チームメンバーにブロックチェーン技術の専門家がまだ現れていない。

c. 技術分析: 4/5

このプロジェクトはラマン分光法、AIや機械学習、ブロックチェーンを利用する。そのうちラマン分光法の食品分析への応用は初期段階である。AIや機械学習に必要なのは、データの積み重ねである。データの累積により良い結果を出すことが期待できる。ブロックチェーン技術によりデータを貯蔵する技術はすでに多く使用され、実現は容易である。

d. 収益モデルと価値評価分析: 4/5

トークンは主に二つの用途を持っている。一つは生態システムの中の支払である。もう一つは生態の参入者になるには、一定のトークンを保有しなければならない。その他、プロジェクトの収入も、どのような形であれトークンの保有者に返還される。大きい収益を実現すればトークンの価値も上昇すると考えられる。

6. Varanida 13/20

Websitehttps://www.varanida.com/

プロジェクト紹介:Varanidaは分散的且つ透明性のある広告解決案であり、手数料は1%にすぎない。広告主はVaranidaコストを下げ、詐欺を避けることができる。利用者は個人情報の使用をコントロールすることができる。

プロジェクト分析

a. 市場分析3/5

2017年、グローバルの広告市場規模は2,280億ドルに達している。しかし、利用者たちは個人情報が収集され、迷惑広告に困惑しているが、ほんの一部の収入しか獲得していない。そのため、分散型で透明性のある広告システムが必要である。しかし、市場には、すでBAT、DATAなどのプロジェクトが存在し、競争が激しい。

b. チーム分析: 3/5

チームメンバーは元マーケティングサイトDoz.comのメンバーであり、広告業界の経験とブロックチェーンについての経験が豊富である。しかし、大手企業の経験がやや少なく、影響力も足りないと言える。

c. 技術分析: 3/5

Varanidaは広告業界に対しソリューションを有している。ホワイトペーパーでは技術に対する紹介も明確である。しかし、実現の難易度が高く、必要な年数も長い。ロードマップでは開発の進展が詳しく記載されていないところも要注意である。

d. 収益モデルと価値評価分析: 4/5

プロジェクトでは財務計画が詳しく記載されており、支出が合理的である。また、マーケットの不況に応じ支出を抑える計画も書かれている。キャンペーン管理やソフト開発を用いる一定の収益手段も存在している。そのため、1,000万ドルのソフトキャップが比較的合理性を有する。

 

7. Blockchain.io 14/20

サイトhttps://blockchain.io/

プロジェクト紹介:Blockchain.io(BCIO)はPaymium.comのプロジェクトの一つである。Paymium.comは世界最古のビットコイン取引所であり、2011年に設立され、2013年運営当初からハッキングされたことがない。安全で利益も出るというメリットがあり、Paymiumはフランスの金融健全性監督破綻処理機構(ACPR)において登録され、その勘定が外部の会計士に公認されている。記録や経験豊富なチームに頼り、Paymiumは全く新しい仮想通貨取引所、すなわちBlockchain.ioを設立しようとしている。Blockchain.ioは仮想通貨の取引に取組み、一方でPaymiumは法定通貨と仮想通貨との取引を中心としている。Paymiumのクライアント(現在170,000アカウント)は自動的にblockchain.ioのアカウントを持ち、忠誠を示したら報酬を得られる。

プロジェクト分析

a.市場分析5/5

Blockchain.ioは世界最古の仮想通貨取引所であるPaymiumが押し出した最新ブランドである。Paymium はフランスの金融健全性監督破綻処理機構(ACPR)に登録され、GDPRヨーロッパの規定に適合している。フランスは仮想通貨に積極的な立場を表明し、ICO都市を構築しようとしている。同時にBlockchain.ioは全てのICOサービスを提供し、したがって地理上の位置も大きなメリットをもたらしてくれる。

b.チーム分析4/5

創設チームは老舗取引所Paymiumの出身である。業界への影響力や技術の実力を持っている。

c.技術分析 3/5

取引所を長く運営してきたゆえに、運営チームは成熟した技術を有している。ホワイトペーパーでは安全保障技術がメインとして紹介されているが、分散型を実現するまでの具体的な手続きがほとんど盛り込まれていない。現在、分散型技術がまだ未熟であり、打開策を見つけられるかどうかは不確実である。

d. 収益モデルと価値評価分析

プロジェクトには2000万ユーロのハードキャップがある。CoinMarketCapのデータによると、Paymiumの24時間取引総額はわずか3.5BTCであるという。Blockchain.ioは直ちに最上位の取引所に入らないと、価値が過大評価される恐れがある。

 

8. Veridium 16/20

Websitehttps://www.veridium.io/

プロジェクト紹介:VERIDIUMとは、「環境フィンテック・スタートアップ企業」である。IBM、仮想通貨Stellarと連携し、環境問題に関し国家間が抱える問題を改善する独自トークンを発行するプロジェクト組織である。現在、国家間で取引されるカーボンクレジットは、多大なコストが掛かる他にも、多くの摩擦を生み問題点が多い。VERIDIUMはこれをトークン化することでカーボンの排出を減少する。

プロジェクト分析

a. 市場分析: 4/5

自然資源資産は新たな資産類別である。統計によると、カーボン資源の規模は800億ドルに達している。しかし、現在のカーボンクレジットポイントは流動性が低く、追跡できなく、計算も困難である。Veridiumはブロックチェーンに基づくカーボンクレジット体系を出すことで、現在のカーボンクレジットポイントをより効率よくする。

b. チーム分析 5/5

チームメンバーの情報が完全であり、豊富な経験を持っている。一番重要なのはIBMとSTELLARとのパートナーシップである。これは業務の遂行に重要な意味を持っている。

c. 技術分析 5/5

Stellarに基づきトークンを発行すること、カーボン取引プロトコルを開発することは難しくない。パートナーのサポートに加え、これから順調に製品を開発できると考えられる。

d. 収益モデルと価値評価分析 2/5

このプロジェクトは2種類のトークンを発行する。カーボン資産に基づくステーブルコインCARBON及び取引プラットフォームで使用されるVERDEである。VERDEは実用型トークンであり、主に手数料の支払いに使用し、取引所の取引額の増加につれ価値が高まる。しかし、ハードキャップは2,500万ドルであり、価値評価は決して低くはない。

 

終わりに

今回のレーティングの結果は以下の通りである。SNCとCaspianは総合的に最も優秀であり、Aランクと評価する。Veridium 、SFF、Cloudbric、Qiibe, Blockchain.ioをBランクと評価する

プロジェクト 市場 チーム 技術 収益モデルと価値評価分析 総点数 ランク
Caspian 4 5 5 3 17 A
SuperNode Community (SNC) 4 4 4 5 17 A
Stop Fake Food 5 3 4 4 16 B
Veridium 4 5 5 2 16 B
Cloudbric 2 5 4 4 15 B
Qiibee 4 3 3 4 14 B
Blockchain.io 5 4 3 2 14 B
Varanida 3 3 3 4 13 C